ラッセル・ウェストブルック

「準備さえできていれば、どんな苦難も乗り越えていける」

レイカーズのトレーニングキャンプ始動を前に、ラッセル・ウェストブルックが『ESPN』の取材に応じた。昨シーズンのレイカーズはプレーオフ進出を逃す大不振に陥り、移籍1年目のウェストブルックはその戦犯と見なされた。

レブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスと上手くプレーできず、放出すべきとの意見は今も多いが、ウェストブルック自身は全く気にしていない。チームから必要されているかどうかも、彼は「どうだっていい」と言う。

「僕は自分の仕事をするだけなんだ。必要とされているかどうかは関係ない。大事なのは、いつも通りバスケに打ち込み、プロフェッショナルであること。そして全力でプレーすることなんだ」

批判についても彼自身は気にしないと言うが、「僕の近くにいる人たちへの影響は気にした」と認める。「アリーナでブーイングを浴び、子供たちがそこにいることはつらかった。このリーグで長くプレーしているから慣れたものだけど、コロナの影響であまり試合が見られなかった2年間の後にそんな状況だから、楽しくはなかった」

「僕自身はもっとプレーしたいと思うこともあったし、もっと良いプレーをすべきだと思うこともあった。だけど、自信が揺らいだことはない。NBAでは上手くいかない試合もある、と考えていたよ」

「失敗をすることもあるし、良い試合ができないこともある。昨シーズンはもっと良いプレーができたかもしれないけど、それは自分の責任だ。今シーズンは今までより準備ができていると感じているから、楽しみなんだ。準備さえできていれば、どんな苦難も乗り越えていける」

みんなを驚かせるようなパフォーマンスができるだろうか? との問いには、「僕の中ではそうは思わないけど、他の人にとっては驚くべきことかもしれないね」と、とても彼らしい言葉を返した。彼はかつての『ミスター・トリプル・ダブル』のパフォーマンスを見せるつもりだし、それを当然のことと考えている。

ウェストブルックのリベンジがコート上でどんな形で表現されるのか、非常に楽しみだ。