レブロン・ジェームズ

写真=Getty Images

「スーパーヒーローは、たとえ倒れてもスーパーヒーローだ」

10月最後のマーベリックス戦に114-113で辛勝して連敗を止めた試合後、レイカーズのレブロン・ジェームズは、この日ジャズ戦でキャリアハイの50得点を記録したデリック・ローズのパフォーマンスに触れずにはいられなかった。

昨シーズン前半戦のみではあるが、キャバリアーズでチームメートだったローズの復活劇に、レブロンも胸を熱くさせた。

自身のフリースローが決勝点となったマブス戦について「スパーズ戦では同じ状況で負けたけれど、今日は勝てた。良い勉強になった」と総括したレブロンは、メディアからローズに関して質問されると「俺も彼の話で会見を締めたいと思っていたんだ」と語り始めた。

「クリーブランドでチームメートだったデリックは、今日の試合に全身全霊を尽くした。『根気』という言葉を体現してみせた」

「史上最年少でシーズンMVPを受賞した彼は、何度となくケガと戦い続けてきた。一度もアリーナのコートに立ったことがないような連中からずっと批判されたが、それでもキャリアハイを達成して、勝利に貢献した。スポーツ経験の有無にかかわらず、目の前の困難に苦しんでいる子供たち全員が、今日のデリック・ローズのパフォーマンスを見るべきだよ」

「これがNBAの素晴らしい部分でもある。スーパーヒーローは、たとえ倒れてもスーパーヒーローなんだ。デリックは今日、自分がスーパーヒーローであることを証明した」