ビリー・エルナンゴメス

弟のフアンチョとともに、スペイン代表の優勝に貢献

ユーロバスケットは18日間の大会を終え、スペイン代表が決勝でフランス代表を破って4度目の優勝を決めた。大会MVPに選ばれたのは、17.2得点、6.9リバウンドを記録したビリー・エルナンゴメスだ。28歳の彼はスペイン代表のエースを務めるとともに、世代交代の最中にあるチームで大ベテランのルディ・フェルナンデスをサポートする役割も買って出て、コート内外でチームを支えた。

「僕の気持ちを言葉で説明するのは難しい」とビリーは言う。「チームメートとコーチングスタッフ、このチームにかかわるすべての人の働きぶりを誇らしく思うよ。だからこそ、僕らはこの金メダルに値すると思っている。最初からずっと一生懸命に取り組み、大会を通じて成長していった。どう表現すればいいのか分からないけど、実に素晴らしいものだったよ」

「その中でも一番素晴らしくて特別だったのは、僕たちが築き上げた信頼関係だ。みんな僕を最初から信頼してくれた。だから僕はこの最高のチームの一員であることに、ただただ感謝しているんだ。みんなにおめでとうと言いたい」

ファイナルでのビリーは14得点に終わったが、弟のフアンチョ・エルナンゴメスがその代わりに3ポイントシュート7本成功を含む27得点と大爆発。エルナンゴメス兄弟がタイトル獲得に大きく貢献した。

ビリーは弟について「僕の成長をいつも後押ししてくれた。弟も大会を通じて大きく成長したと思うし、それを誇りに思う。そして今日、チームが必要とする仕事をしてくれた」と語った。さらに言葉を続けようとしたところで、そのフアンチョを含むチームメートが会見場に乱入。「ヨーロッパチャンピオン!」、「MVP!」と叫びながらペットボトルの水を振り回し、指揮官セルジョ・スカリオーロとビリーはずぶ濡れとなって、会見は中断となってしまった。

ファイナルを戦う前に、ビリーは「ここまで来ればプレッシャーはない。僕らが持っているすべてを出し切り、ファイナルを楽しみたい」と語っていたが、実際にそうなった。黄金世代の『勝者のメンタリティ』を受け継ぐ者として、ビリーは今後もスペイン代表の要であり続けるに違いない。