強力な先発陣の継続に成功、新しいスタイルでチャンピオンシップを目指す

初のチャンピオンシップ進出を果たした2020-21シーズンから一転、昨シーズンの大阪はケガの影響もあって戦力が揃わず、3割6分8厘とBリーグ開幕以降最低勝率となった。2019-20シーズン以降、指揮を執っていた天日謙作ヘッドコーチは退団となり、西宮ストークスからマティアス・フィッシャーを新ヘッドコーチに招聘してチームの再起を目指す。日本人選手の補強はバックコート陣のみ。まずは京都ハンナリーズから鈴木達也を獲得。長らくB1で先発を務めてきた鈴木の経験値は、安定感をもたらすだろう。さらに広島ドラゴンフライズからレンタル移籍で井手拓実、アマチュア契約で星野零志が加入。2人ともトップレベルでの実績は未知数のため、シーズンを通じた成長が期待される。外国籍選手では、2019-20シーズン以来となるショーン・オマラが復帰。縁の下の力持ちとして、毎試合15得点、10リバウンド前後が計算できるプレーヤーだ。ディージェイ・ニュービル、エリエット・ドンリー、アイラ・ブラウン、カイル・ハントと昨シーズンの主力が残った中、フィッシャーヘッドコーチのバスケがどう融合するのか注目される。

スイッチディフェンスを多用すると予想されるので、全員で守るディフェンスに期待したい。先発に限って言えば、ミスマッチを作られにくいメンバーなので、ゲームの序盤からいかにアドバンテージを取れるかが重要。フィッシャーヘッドコーチが描く緻密なセットプレーを、いち早く高次元で遂行できるかが勝利の鍵となる。

所属選手一覧

注目選手

木下誠
昨シーズン終盤に覚醒。20分以上の出場時間となった終盤12試合での3ポイントシュート成功率は48%と非凡なオフェンス能力を証明した。ポイントガードとしてのゲームコントロール能力に加えて、速い展開もお手のもの。ロスターの構成上、セカンドユニットとしてゲームの流れをより良くする活躍が期待される。

橋本拓哉
橋本の復帰は、大阪にとって一番のポジティブな要素だ。2020-21シーズンのアキレス腱断裂から復帰が嘱望されていたが、昨年11月に再度断裂。本人もファンも苦しい時間を過ごしたが、今シーズンは開幕から待望の復帰となる。切れ味鋭いドライブと高確率の3ポイントシュートでチームの勝利に貢献する。

ディージェイ・ニュービル
昨シーズン終盤のケガで帰国を余儀なくされたが、今シーズンも大阪でプレーする姿が見られるニュービル。大阪ブースターは『神』と崇め、圧倒的なゲーム支配力を持ち、彼の調子如何がゲームの行方を大きく左右する。システマチックなフィッシャーバスケで、3ポイントシュートがさらに火を吹くか注目だ。

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