実力者を加え、隙のないロスターを構成

新規参入クラブながら、勝率.938と圧倒的な強さでB3を制し、B2昇格を決めた長崎ヴェルカ。昨シーズンの段階でB1経験者も多いロスターゆえ、主力を残して継続路線と思われたが、さらなる補強を敢行。まずはアジア特別枠でフィリピン代表経験もあるジョーダン・ヘディングを獲得。さらに川崎ブレイブサンダースからのパブロ・アギラールを加えた。ただでさえ隙のないロスターだったが、2人の加入でさらに一段階レベルアップした印象だ。ヘッドコーチを務めていた伊藤拓摩がGM専任となったため、前田健滋朗がアソシエイト・ヘッドコーチから昇格する形でヘッドコーチを務める。B2に舞台が変わるとはいえ、昨シーズンからの一貫性を継続してシーズンを迎えられることは、カルチャー作り真っ只中の新興クラブにとって重要なことだ。目標に掲げている最短B1昇格も決して夢ではない。

昨シーズンのB3で圧倒的な強さを見せた通り、オフェンスもディフェンスも軒並み素晴らしいスタッツを残している。点差が開くと、プレータイムをシェアすることも多かったため、平均で2桁得点の日本人選手はいなかった。ディフェンス強度の上がる今シーズンは、コンスタントに2桁得点できる日本人選手の登場に期待したい。

所属選手一覧

注目選手

狩俣昌也
トップリーグを長く経験している狩俣はプレーメーク、得点、アシスト、ディフェンスのすべてにおいて高い水準で遂行し、年間ベスト5を受賞した。特に成功率44.7%(リーグ2位)を記録した3ポイントシュートは圧巻の一言。今シーズンも中心選手としてチームを勝利に導いてくれるに違いない。

松本健児リオン
2020-21シーズン所属チームがなかった苦労人は、トライアウトから契約を勝ち取り、長崎で花ひらいた。全試合先発出場&日本人最長プレータイム&最多得点と長崎になくてはならない存在に。持ち前の激しいディフェンスで、相手オフェンスの起点を封じる姿はB2でも変わらず見られるだろう。

パブロ・アギラール
「常に2人分のディフェンスをしている」と評された川崎の怪盗が長崎にやってきた。ディフェンス能力だけでなく、すべてにおいてプレーのレベルが高いので、チームに安定感をもたらしてくれる。B1強豪の川崎でも、攻守に渡りチームの要として重要な役割を担っていただけに期待は高い。

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