ドノバン・ミッチェル

「僕たちは何か特別なものを作り上げられると思う」

ジャズからキャバリアーズにトレードされたドノバン・ミッチェルが、新たな本拠地となるクリーブランドに到着し、入団会見を行った。彼は先日、子供の頃にキャブズのユニフォームを着た子供時代の写真をSNSにアップしている。このことを問われると「簡単なことだよ。僕のアイドルはレブロン・ジェームズだったから」とミッチェルは微笑んだ。

「あれは5歳か6歳だったか、僕はキャブズのジャージーを持っていた。レブロンをきっかけにファンになったんだ。こうして繋がるなんて面白いよね。このチームの一員になれて興奮しているよ」

ユタからクリーブランドへ。噂されていた大都市ニューヨークではなく、小さなフランチャイズを渡り歩くことになったが「全く問題ない。大事なのは勝つことで、オフコートのことは勝てばどうにでもなるよ」と言う。

『ESPN』でのインタビューでは、さらに細かいことも語っている。ジャズはミッチェルが最も仲が良かったロイス・オニールをドラフト指名権とトレードし、ルディ・ゴベアまで指名権と引き換えに放出した。再建へ舵を切る動きを「ショックだった」と振り返る。

「ロイスがトレードされた時、彼から電話をもらった。僕は何が起きたのか分からず、チーム内の親友を失って本当につらかった。それからすぐにルディもトレードされた。シーズンが終わった後、僕がルディをトレードしないようクラブに伝えていたにもかかわらずね。結局、ジャズはそういう決断をしたということさ」

この時点でミッチェルがトレードを要求してもおかしくなかったが、彼は事態の推移を静かに見守った。「あのトレードがあった時に、自分にコントロールできることだけを気にするようにした。いろんな噂に右往左往していたら、ひどい夏になっていただろうう。そうじゃなく、自分自身のコンディションを精神的にも肉体的にもベストにしよう、何が起きても大丈夫なように準備しておこう、と決めたんだ。実際、友人や家族に囲まれながら時間をかけてトレーニングをして、今年の夏は充実したものになったよ」

ミッチェルは言う。「良いチーム、良いグループに加わることができたと思う。僕は自分の経験をこのチームに提供できる。僕たちは何か特別なものを作り上げられると思う。常に良いことばかりとは限らない。まずい試合もするだろうし、試練も訪れるだろう。アップダウンはあっても一貫してやり続ける。そうすればいずれやって来るチャンスをモノにできるはずだ」

「キャブズはもっともっと強くなれる。僕たちは若いチームで、勝利に飢えている。準備万端だよ」