ボヤン・ボグダノビッチ

レイカーズはボグダノビッチに熱視線

先日、ジャズはドノバン・ミッチェルをキャバリアーズにトレードで放出。ルディ・ゴベアに続くオールスター選手の移籍によって、チームは完全に再建モードへと突入した。だからこそ、ボヤン・ボグダノビッチ、マイク・コンリー、マリック・ビーズリー、ジョーダン・クラークソンといった実績十分のベテラン選手たちをトレードで放出し、さらなるドラフト1巡指名権の獲得に動くと予想されている。

そして、『USA TODAY』は、レイカーズが上記のベテラン選手たちの獲得に興味を持っていると伝え、レイカーズは来年のオフにサラリーキャップの空きを作って迎えたいと続けている。ボグダノビッチは今シーズンが契約最終年、コンリーの契約は来シーズンまで保証。クラークソンは来シーズンがプレーヤーオプション、ビーズリーはチームオプションとなっていることから、ボグダノビッチが有力候補と見られている。

33歳のボグダノビッチは、昨シーズンに69試合出場し平均18.1得点、4.3リバウンドを記録。3ポイントシュートに優れたウイングとして安定した成績を残している。仮にリーグ屈指のシックスマンである30歳のクラークソンが移籍した場合、レイカーズには2017-18シーズン以来の復帰となる。

プレーオフ進出すら逃した昨シーズンの雪辱を果たし、王座奪還を狙うレイカーズにとって、上記で名前を挙げているベテラン選手たちはチームの底上げを図る即戦力として申し分ない。ただ、問題は見返りにどんなアセットを提示できるか。できるなら今オフ、ずっと噂が出ているラッセル・ウェストブルックを放出したいところだが、そうなるとドラフト1巡目指名権2つをジャズ側が要求すると予想され、それに応じることができるか注目だ。また、優勝を目指す他のチームにとっても、ボグダノビッチらベテラン選手たちは魅力的な戦力だ。ジャズは、まだまだ今オフのトレード戦線を賑わせていくだろう。