ダーク・ノビツキー

ユーロバスケット開幕戦を前に、永久欠番式典を実施

今年1月、マーベリックスはNBAキャリアすべてを捧げたダーク・ノビツキーの永久欠番式典を行い、本拠地アメリカンエアラインズ・センターに41番のジャージーが掲げられた。そして今度はドイツ代表の番だ。

ノビツキーはドイツ代表で153の国際試合に出場し、2002年のワールドカップと2005年のユーロバスケットでMVPを受賞している。ケルンのランセスク・アリーナで行われたドイツの開幕戦を前に永久欠番式典が行われ、ノビツキーの14番のジャージーが掲げられた。

ここに同席し、歓声を送った1万8000人のファンの中には、マブスのオーナーであるマーク・キューバンとヘッドコーチのジェイソン・キッド、スロベニア代表の試合を終えたばかりのルカ・ドンチッチの姿もあった。

観客によるMVPコールが収まるのを待って、ノビツキーは「これは大きな名誉だ」とスピーチを始めた。「2002年からほとんどの大会に参加してきた。ありのままの僕を常に受け入れてくれたチームメートに感謝したい。彼らなしでは、僕は何もできなかった」

そしてマーク・キューバンにも「あなたはいつも、僕が毎年オフになるとドイツ代表でプレーするのを応援してくれた。僕にとって国を代表することはとても大事で、それを理解してくれて本当に感謝している」と語っている。

ノビツキーはこれから対戦するフランスのファンにも、フランス語で挨拶する気遣いを見せたが、試合はまた別の話。ドイツ代表は第3クォーター終盤からフランスを突き放し、76-63とロースコアゲームを制する形でノビツキーに開幕戦の勝利をプレゼントしている。