アレックス・ロドリゲス

『A-Rod』は必要な資金を用意できず?

『A-Rod』ことアレックス・ロドリゲス。ウォルマートのeコマース戦略を主導した経営者であるマーク・ロア。この2人はティンバーウルブズの新たなオーナーになろうとしているが、その歩みは順調とは言えないようだ。

『NEW YORK POST』は、アレックス・ロドリゲスが保有権を買い取るための資金を用意できていないと報じた。当初、ロドリゲスとロアの2人はクラブの50%ずつを保有する共同オーナーになるはずだったが、最初の保有権20%を買い取る際、ロドリゲスは自分の分担である10%分の資金が用意できず、今はロアが13%、ロドリゲスが7%を保有しているという。年内には次の20%の買い取りが予定されているが、これを用立てるのも難しいとの見立てだ。

『NEW YORK POST』の取材に対し、ロアはロドリゲスの支払いが滞っていることを認めたが、「彼は親友であり、これ以上のパートナーはいないと思っている」と信頼関係は変わらないことを強調している。

それでも、ロドリゲスが最初の支払いを準備できなかったのは悪い兆候だ。共同オーナーとはいえロアよりも立場が低くなる、あるいはオーナーになることをあきらめなければならなくなるかもしれない。

ロドリゲスは2019年にジェニファー・ロペスと婚約したが、昨年春に彼の浮気疑惑が原因で婚約破棄をすることに。この破局がウルブズ買収の計画を狂わせたとの声もある。

スケジュール通りにいけば、段階的な買収が2023年末には終わり、ティンバーウルブズはロドリゲスとロアが保有することになる。MLBのレジェンドである『A-Rod』がNBAクラブのオーナーになることは大きな話題となったが、正式に成立するまではまだ一波乱ありそうだ。