渡邊雄太

3ポイントシュートとディフェンス、『3&D』の働きに期待

8月28日、ネッツが渡邊雄太と契約を結んだことを発表した。

渡邊は香川県出身の27歳、ジョージ・ワシントン大を卒業して2018-19シーズンにグリズリーズでNBAデビューを果たすと、グリズリーズで2年、ラプターズで2年プレー。今オフにフリーエージェントとなっていた。

ネッツはケビン・デュラントとカイリー・アービングなどNBAのスター選手を擁する優勝候補の一つ。昨シーズン途中にはベン・シモンズもトレードで加わっており、このトリオが機能するかどうかがカギとなる。このコアを支える『3&D』の仕事、つまりは3ポイントシュートとディフェンスで貢献することが、渡邊には求められる。

セス・カリー、ジョー・ハリス、パティ・ミルズと、アウトサイドのシュートに長けた選手はすでに多いが、有能な『3&D』は何人いてもいい。昨シーズンは特にデュラントに負担が偏りすぎてチームが機能せず、プレーオフではファーストラウンドでセルティックスに4連敗を喫してシーズンを終えている。

過去にプレーしたグリズリーズやラプターズ以上にタレントが揃い、大都市ニューヨークを本拠地に置くネッツでのプレーは大きな注目が集まる。27歳の渡邊にとっては大きなチャンスが巡ってきた。