ダニーロ・ガリナーリ

2013-14年にシーズン全休の故障を負った古傷を痛める

今オフ、セルティックスに加入した期待の新戦力ダニーロ・ガリナーリが、現地27日に行われたワールドカップ2023予選Window4のジョージア戦で左膝を痛めて退場した。第4クォーター早々、ガリナーリは速攻に参加した際、相手とのコンタクトがない中で膝を負傷。自らコート外へ出ると、そのままチームスタッフに両肩を支えられてロッカールームへと下がった。

ケガの度合いが心配されるが、『The Athletic』のシャムス・カラニア記者によると、最初の診察ではACL(膝前十字靭帯)に損傷はないという。現地28日にMRI検査を行うことになると報じており、長期離脱の重傷は避けられた可能性が高くなっている。ただ、ガリナーリは2013-14年に左膝のACL損傷でシーズン全休を経験しており、古傷を痛めた点は不安だ。

34歳のガリナーリは、10年以上に渡ってイタリア代表の主力を担っておりワールドカップ2019、東京五輪にも出場。ワールドカップ2023予選にはWindow4が初めての出場で、97-89で勝利したウクライナ戦では14分の出場で10得点を記録。今回のジョージア戦では負傷退場するまでに、15分の出場で17得点を挙げ、91-84での勝利に貢献している。

優勝の有力候補であるセルティックスにとって、ガリナーリはマルコム・ブログトンと共に目玉となる新戦力。昨シーズンもホークスで平均11.7得点4.7リバウンドを挙げていた。セカンドユニットの主力として期待される、ベテランの故障が大事に至らないことを祈るばかりだ。