写真=Getty Images

予告シュートならぬ『予告ダンク』は見事に成功

11月16日、チェサピーク・エナジー・アリーナで行なわれたロケッツ戦で決勝ダンクを叩き込んだラッセル・ウェストブルック。実は、このダンクは試合前から予告していたものだったと、サンダーの公式HPが伝えている。

接戦の末に勝利をつかんだウェストブルックは、「試合前、ヴィクターには左手でダンクを決めると言っていたんだ。いつやるかは決めていなかったけれどね。最後の最後までとっておいたのだから、最高だろ?」とコメント。

3点リード(103-100)で迎えた残り5.5秒、アウト・オブ・バウンズからの再開後、エンドラインの外側からパスコースを探すアレックス・アブリネスの元に向かおうとするウェストブルックだったが、ロケッツからは当然ながら徹底的にマークされる。

そこでサンダーは、ビクター・オラディポが左に移動してエリック・ゴードンを引き付け、ウェストブルックはいったんペリメーターに脱出。ドマンタス・サボニスもいったん退いて守備力の高いトレバー・アリーザをインサイドから引きずり出すと、ウェストブルックとの距離を詰めようとコーリー・ブリュワーが猛ダッシュ。向かってくるブリュワーをかわすように外側に大きく周りながら右ウィングからゴールの間に空いたスペースに侵入するタイミングでアブリネスのパスを受けたウェストブルックは、208センチのショットブロッカー、クリント・カペラとの1対1に。

こうしてウェストブルックは、腕を伸ばして阻止しようとするカペラの頭上から左手1本でワンハンドダンクを叩き込み、会場を総立ちにさせた。

これでサンダーは連敗を4で止め、5試合ぶりの勝利。今シーズン7勝目(5敗)をマークした。

ゲームハイの30得点を記録しチームを牽引。連敗ストップの立役者となったウェストブルック。