町田瑠唯

ティボーヘッドコーチ「このリーグで活躍していくには得点力も必要」

ワシントン・ミスティクスとシアトル・ストームによるWNBAプレーオフ1回戦のゲーム2は、最終クォーター序盤に突き放したストームが97-84で勝利。2連敗を喫したミスティクスは1回戦で敗退となった。

第1クォーター残り1分11秒にコートに送り出された町田瑠唯は、すぐさま3ポイントシュートを成功させ、そのままプレーを続けた第2クォーター序盤にはオフェンスリバウンドを獲得。第3クォーター終了間際には味方のゴール下のシュートをアシストするなど、約6分のプレータイムで3得点1リバウンド1アシストを記録し、効果的な働きを見せた。それでも、マイク・ティボーヘッドコーチが「相手はタフショットを度々決めてきた」と語ったように、97失点が響き、シーズンが終了した。

試合後、ティボーヘッドコーチは町田について「ルイはシーズンを通して成長した。彼女の粘り強いディフェンスとパスの能力は優秀だ」とコメント。だが、その一方で得点面に関しては辛口な評価を下した。「彼女のWNBAでの将来は、オフェンス面でいかに積極的にプレーできるかにかかってくるだろう。このリーグで活躍していくには得点力も必要。それが彼女にとって次のステップになる」

町田はレギュラーシーズン36試合に出場し、平均12.9分のプレータイムで1.8得点、2.6アシストを記録。プレーオフでは初戦で2得点、第2戦で3得点を挙げたが、プレータイムは平均5分まで落ち込んだ。また、レギュラーシーズンでの3ポイントシュート成功率は20.6%と絶不調で、Wリーグを合わせてもキャリアワーストの数字となった。

アシスト能力やトランジションバスケの適応力の高さを証明した町田だが、得点力不足を解消できないまま、WNBA挑戦1年目が終了した。