遠隔医療に投資し、広告塔も務めるヤニス・アデトクンボ「世界はより良くできると思うし、その手助けをしたい」

遠隔医療に投資し、広告塔も務めるヤニス・アデトクンボ「世界はより良くできると思うし、その手助けをしたい」

2022/08/15 07:30
ヤニス・アデトクンボ

「医療は贅沢なんだろうか? 僕は見て見ぬふりをするんだろうか?」

ヤニス・アデトクンボは2020年にバックスと5年2億2800万ドル(約300億円)の契約を結んだ。新シーズンの年俸は4250万ドル(約57億円)で、NBAで7番目の高給取りとなる。

現在27歳の若さで億万長者となった彼は、現役中には使いきれない資産を投資に回している。コート外のビジネスについて彼は多くを語ってこなかったが、先日『ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル』の取材で、遠隔医療の『アンチドート』に投資していることを明かした。

『アンチドート』のWebサイトに行くと、多くの人々の前に立つアデトクンボの写真とともに「誰も置き去りにはしない」のメッセージが出てくる。彼は出資するだけでなく、広告塔の役割も引き受けているのだ。

「すべての人が手頃な価格で医療を受けられるようになってほしい。僕が幼い頃は、僕も僕の家族もギリシャに不法入国していたから、病院に行くことや専門家に相談することができなかった。僕が『お腹が痛い』とか『頭痛がする』と言うと、両親が困惑するのが分かった。僕も父が『手が痛い』と言うと心配したものさ。みんな自分で何とかしなきゃいけなかった。でもこの企業は、そんな人たちに医療を提供できる」

「僕は幸運にも18歳でNBAでプレーするようになり、27歳になった。今は何かあれば病院に行くし、自分の子供が調子を悪くすれば医者に診てもらえる。でも、これは当たり前じゃない。世界中、アメリカにだって僕のような贅沢ができない人は何百万人もいる。だけど医療は贅沢なんだろうか? それについて僕は見て見ぬふりをするんだろうか? それで僕は行動を起こすことにしたんだ」

遠隔医療は医療サービスの質を保ったまま値段を下げ、田舎に住んでいる人にも大都市と変わらぬ医療を提供する。『アンチドート』ではオンラインで医師の診察を提供し、薬代を一部負担する。身体の病気だけでなくメンタルヘルスもサポートする。

「僕は18歳まで医療とは無縁だった。今もそんな人はたくさんいるはずだ。僕は医療の専門家じゃないけど、人の健康のことは気になる。世界はより良くできると思うし、その手助けをしたい。そのために役に立てるなら、僕は幸せだ」とアデトクンボは言う。

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