ポルジンギスのステップバック・ジャンプシュートに感嘆
欧州出身初のNBAシーズンMVP受賞となったダーク・ノビツキーは、目の前に『次の時代』を託せる選手が出現したことを喜んでいる。
アキレス腱の痛みのため欠場が続いているノビツキーは、11月14日にマディソン・スクエア・ガーデンで行なわれたニックス戦を私服姿のままベンチから観戦。第4クォーター残り6分13秒、ニックスのクリスタプス・ポルジンギスがノビツキーのお株を奪うステップバック・ジャンプシュートを成功させたシーンを目の前で見たノビツキーは、試合後『NY daily news』に「僕のトレードマークショットを決めた後、彼はこちらを見ていたよ。冷徹な視線だった」と語った。
This looks familiar, @swish41… #Knicks #NYKvsDAL pic.twitter.com/Vze543N4WP
— NEW YORK KNICKS (@nyknicks) November 15, 2016
欧州出身のNBA選手の中でもトップクラスの『ストレッチ4』であるノビツキーは、今夏ポルジンギスと合同練習を行なうことを計画していたという。日程が合わず実現はしなかったが、ノビツキーは欧州出身の先輩として、これからの時代を担うであろうポルジンギスに教えられることは伝えたいと考えている。
「昨シーズンにニューヨークで対戦した時、彼に電話番号を教えたんだ。『いつでもいいから、何かあれば連絡をくれ』と伝えてね。でも彼はシャイな性格なんだろう、連絡はないね。僕の邪魔をしたくないと思っているのかもしれない。でも、今年の9月の初めにメールをくれて、アメリカにいるかどうかを聞かれた。たまたまヨーロッパに行っている時期で会えなかったけれど、来年の夏は一緒に時間を過ごせればと思っているよ。彼は本物の選手だから」
ノビツキーの面倒見の良さについては、マブス指揮官のリック・カーライルも認めるところで、「ダークは、人に与える側の人間だ。彼以外のインターナショナル選手にも、彼と同じだけの機会を手にしてほしいと考えている」と言う。
「今年はスケジュールの関係で実現しなかったが、この先、どこかのタイミングで、ダークはクリスタプスと時間を過ごしたいと考えているのだろう」