仲良しのバーンズも参加「彼の地元に愛情を示すのは当然のこと」
オフシーズンの現在、それぞれの地元で地域貢献活動をしているNBA選手たちは少なくない。ロケッツのジャレン・グリーンもその一人で、地元のカリフォルニア州フレゾノの高校でバスケットボールキャンプを行っている。
昨年のドラフト全体2位指名でロケッツに入団したグリーンは67試合に出場し、平均17.3得点、3.4リバウンド、2.6アシストを記録して、オールルーキーファーストチームに選出された。まだ、20歳と若いグリーンだが、小学生から中学生を対象とするこのキャンプを主催するのは今回が2回目。NBAデビューを果たす前から実施しているところに、彼の地域貢献に対する高い意識が現れている。
また、このキャンプには昨シーズンの新人王であるラプターズのスコッティ・バーンズ、オフにマーベリックスに移籍した元同僚のクリスチャン・ウッズ、今年のドラフト1巡目でバックスに指名されたマージョン・ボーチャンプなど、有望なNBA選手たちも登場し、キャンプに参加した子供たちと気さくに触れ合っていた。
グリーンは「フレゾノの街を愛している。何かを実施する度にこの街に戻ってくるのが好きで、これからも(地元への恩返しを)続けていくつもりだ」とスピーチを行うと、彼以外のNBA選手たちを呼ぶ理由についてこのように説明した。「もっと多くのプロ選手たちを呼びたかった。そうすることで、子供たちに何でもできることを示したいんだ」
ちなみにバーンズとグリーンは中学生の頃からの付き合いで、バーンズにとってキャンプをサポートするのは当たり前のことと強調している。「僕たちはとても仲が良くて、お互いのことをブラザーと呼び合っている。この場に来て彼の地元に愛情を示すのは僕にとって当然のことだよ」
恵まれた身体能力と確かなスキルでドラフト2位指名の実力を証明したグリーンは、オフのこうした活動で精神面でも成熟していることを示している。2年目のさらなるステップアップに大きな期待が持てそうだ。