NBA

ワクチン未接種を理由に欠場する場合、その試合分の給与は支払われないことに

NBAリーグ機構が各チームに対し、2022-23シーズンにおいてカナダでプレーする際には、引き続き新型コロナウィルス用のワクチン接種、もしくは特別な医学的許可を得る必要があることを通達したと『ESPN』が伝えている。

また、この通達を行った書類には、上記の条件を満たさずに欠場する選手について『Out-Health and Safety Protocols』と公表せねばならず、さらにワクチン未接種を理由に欠場した選手は、その試合分の給与が支払われないと記載されている。

カナダ政府の定めた方針を受けた上記の規則自体は、昨シーズン途中から導入されたものと同じ内容だ。その結果としてワクチン接種を拒んでいるネッツのカイリー・アービングやセブンティシクサーズのマティース・サイブルは、トロントでのラプターズ戦を欠場した。特にサイブルは4勝2敗で勝ち進んだラプターズとのプレーオフファーストラウンドにおいて、敵地で行われた3試合に出場していなかった。

昨シーズン開幕時には全体の95%が摂取したとリーグは発表していたが、ブラッドリー・ビールやアンドリュー・ウィギンズなど開幕してから接種を行った選手の数は含まれておらず、現在の接種率についての詳細は明らかになっていない。チーム別で見ると、昨シーズン終盤にヒートとバックスは全選手が接種したと明らかにしたが、プレーオフでラプターズと対戦する可能性があったセルティックスとシクサーズはこの件についてのコメントを拒否するなど対応は別れていた。

なお今シーズンのラプターズはレギュラーシーズン41試合に加え、エドモントンでのジャズ戦、モントリオールでのセルティックス戦、トロントでのブルズ戦とプレシーズンゲーム3試合をカナダで実施する予定だ。新シーズンもコロナ禍の影響を受ける形でスタートせざるを得ない状況となっている。