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精神的支柱であるカリーには100%での復帰が求められる。

ウォリアーズに激震が走った。4月24日、ロケッツとのプレーオフ1回戦第4戦。右足首の捻挫から2試合ぶりにコートに戻って来たステファン・カリーが、今度は右ひざを痛めた。

昨日行われた精密検査で、骨や靭帯への致命的ダメージがないことは確認されたものの、それでも復帰までに約2週間を要するとの診断が下されたようだ。

3勝1敗で勝ち抜けに王手をかけている1回戦はこのまま突破すると仮定して、クリッパーズとトレイルブレイザーズの勝者と当たる西カンファレンスのセミファイナルはカリー抜きで戦うことを考えなければならない。

レギュラーシーズン終盤はケガと折り合いを付けながらのプレーを余儀なくされていたし、先の右足首のケガも含め、コンディション不良が長引いているのも気がかり。ここで2週間の離脱となれば、痛めた箇所だけでなくゲーム感覚やチームメートとの連携にも少なからず悪影響があるはずだ。

5月18日か19日から始まるカンファレンスファイナルでは、順当に行けばレギュラーシーズンで唯一のライバルだったスパーズが勝ち上がってくる。ここにカリーは間に合うだろうが、問題はどれだけの状態でコートに立っていられるか。

ウォリアーズの精神的支柱であるカリーが中途半端なコンディションで平凡なプレーをした場合、そのマイナスは計り知れない。彼のケガにより、プレーオフ全体が予断を許さないものになってきた。