レイカーズ残留を勧めていた代理人「妥協できない相違点」があったと理由を明かす
レイカーズのラッセル・ウェストブルックが、代理人サド・フォーチャーとの関係を解消したと『ESPN』が伝えている。フォーチャーはウェストブルックスが2008年ドラフトでNBA入りしてからずっと彼の代理人を務めていた。しかし、「妥協できない相違点」があったとフォーチャーはESPNへ宛てた書面で契約解除の理由を明かしている。
昨シーズン、ウェストブルックはウィザーズからトレードでレイカーズに加入。大黒柱のレブロン・ジェームズが56試合出場、アンソニー・デービスが40試合出場に留まる中、78試合出場で平均18.5得点7.4リバウンド7.1アシストとフル稼働した。しかし、チームにフィットしておらず、レイカーズがプレーオフ出場すら逃した元凶の1つと批判する声が多かった。
その結果、今オフに入ると新シーズンが契約最終年であることも加味し、ウェストブルックにはトレードで放出される噂が多く挙がるようになり、特にネッツのカイリー・アービングとのトレードが検討されていると報じられ大きな話題となっていた。しかし、フォーチャーはウェストブルックの去就について、ここでのトレードは彼の価値を下げるもので、レイカーズに残留し新指揮官ダービン・ハムの下でプレーするのが最善の選択肢と主張していた。また、先日ハムもウェストブルックの残留を希望する意向を明らかにしていた。
プロ入りから14シーズンに渡って務めていた代理人との決別の明確な理由は、明らかにされていない。しかし、このタイミングでの発表だけにウェストブルックスの去就に大きな関係があると周囲は勘繰ってしまうもの。これからの動向により注目が集まる。