ジェームズ・ワイズマン

アリウープにブロックと攻守で豪快なプレーを披露

ウォリアーズのジェームズ・ワイズマンが現地10日に行われたサマーリーグのスパーズ戦に出場した。昨年4月以来の実戦となったが、豪快なアリウープでダンクを叩き込み、強烈なシュートブロックも披露。20分のプレータイムで11得点2リバウンド2ブロックと攻守に渡って見せ場を作った。

2020年のNBAドラフトで全体2位指名でウォリアーズに入団した213cmのワイズマンは、ルーキーシーズンに39試合出場し平均11.5得点5.8リバウンドを記録。だが、右膝の故障によって4月10日の試合を最後に長期離脱を余儀なくされ、昨シーズンはチームがNBA制覇を達成する中で全休していた。

21歳の彼は久しぶりの試合出場に「今夜は多くのミスをしてしまった。自分が望んだ形の試合とはならなかったけど、それでも良かった。僕にとって最初の試合で、楽しんでプレーすることができた」と、内容云々よりも、ようやく戦いの場に戻って来れたことを喜んだ。

もちろんコンディションはまだ万全ではなく、いろいろと課題はある。その中でポジティブな要素を聞かれると「足は本当によく動いていた。フロアを走っても膝の調子はこれ以上ないくらいよかった」と、故障箇所が全く問題ないことを強調している。

優勝に貢献したゲイリー・ペイトン2世、オットー・ポーターJr.がチームを離れたウォリアーズにとって、ワイズマンが順調にオフシーズンを過ごし、開幕からフル稼働できる状況は新シーズンにおける一番の戦力補強となってくる。彼がどこまでステップアップできるかが、リーグ連覇のカギを握るかもしれない。