チェット・ホルムグレン

自身の活躍には冷静も、2年目大型ガードのギディのプレーを絶賛

今年のドラフト全体2位でサンダーに指名されたチェット・ホルムグレンが、サマーリーグのジャズ戦に出場。プロ初の実戦となったこの試合で3ポイントシュート6本中4本成功を含む23得点に加え、ユタで行われているサマーリーグの新記録となる6ブロックを記録。さらに7リバウンド、4アシストと鮮烈なデビューを飾り、試合も98-77で快勝した。

24分の出場で上記の驚異的な数字を残したホルムグレンだが、地元紙『オクラホマン』によると試合後のインタビューでは「成功とは罠だ」と語り、NBA入りを目指す若手で戦うサマーリーグでの数字に大きな意味を見い出していない様子だ。「もっと良くしていかないといけない。完璧な試合というのはないけど、それを目指して努力をしていくだけだよ」

冷静に語るホルムグレンだが、この試合で14得点11アシストを挙げた2年目ガードのジョシュ・ギディについては手放しで絶賛した。「得点とアシストでダブルダブルを達成して、彼にとって素晴らしい夜になったね。そして、僕をたくさん助けてくれた」

一方のギディもホルムグレンをこのように称えた。「今夜の彼のプレーは大きかった。彼のような選手と一緒にプレーすることで僕の仕事は楽になる。彼は外に開いてスペースを作り出せるし、中に切れ込んでシュートを決められる。そしてディフェンスでは僕の後ろを守っている。まだ1試合をプレーしただけで、ここからケミストリーはどんどん良くなっていく」

プロ2年目で19歳のギディは、203cmの大型ガードとして昨シーズン平均12.5得点、7.8リバウンド、6.4アシストを記録。同じ2002年生まれ、213cmのホルムグレンとのコンビは、サンダーにとって大きな希望であることを早速、示してくれた。