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セルティックスの躍進を支える小兵ガードも息子たちの前ではタジタジ。

身長わずか175センチにもかかわらず、セルティックスのリーディングスコアラーとして活躍中のアイザイア・トーマスの勢いが止まらない。

レギュラーシーズンではチーム最多の1試合平均22.2得点を記録。ポストシーズンでもオフェンスを引っ張り、ホークスとの1回戦の第4戦までを終え、チームハイの28.3得点をマーク。2連敗で迎えたホームでの第3戦ではキャリハイの42得点、オーバータイムの末に104-95で勝利した第4戦でもチーム最多の28得点を決め、シリーズ成績を2勝2敗のイーブンに戻す大きな原動力となった。

コート上では自分より一回りも二回りも大柄な選手が相手でも臆することなく1対1を仕掛けるトーマスだが、2人の息子の前では勝手が違うようだ。

第4戦が終わった会見での出来事。息子のジェイダンとジェームズと一緒に現れたトーマスは、試合を振り返り、ひとしきり質問に答えて会見場を立ち去ろうとした。すると、息子たちがマイクを握る。まずはジェイダンがマイクを使って可愛らしい笑い声をあげると、落ち着いた様子のジェームズがマイクを握り、「パパは、アイザイアは、史上最高のバスケットボール・プレーヤー」と、ハッキリとした口調で言った。

ここ数年、NBAでは試合後会見に選手が子供を連れて出席するケースが増えている。昨年はステファン・カリーの愛娘ライリーが話題に上ることも少なくなかった。

コート上では激しいプレーを見せる選手たちも、愛する家族と一緒となればメディアの前でもついつい「素の表情」を見せてしまうもの。親しみやすいキャラクターをアピールする意味でも、張りつめた緊張感を和ませるという意味でも、「子連れ会見」は良いトレンドになるのかもしれない。