ゴラン・ドラギッチ

ワールドカップ2023ヨーロッパ予選でスロベニアの連勝に貢献し健在ぶりを示す

ベテランガードのゴラン・ドラギッチが、ブルズと1年契約に合意したことが分かった。『The Athletic』によると、金額はベテランミニマムの290万ドル(約3億9500万円)となる。

非凡な得点力が光る36歳のドラギッチは2018年にオールスター選出、2014年にMIP賞を受賞。2019-20シーズンには1試合平均16.2得点、5.1アシストを挙げ、ヒートのファイナル進出に大きく貢献していた。しかし、昨シーズンはカイル・ラウリーを軸としたトレードによりラプターズに移籍して開幕を迎え、個人的な問題もあって5試合の出場に留まった。その後、シーズン途中にスパーズへトレードさるとすぐにバイアウトで合意し、ネッツに加入していた。ネッツではレギュラーシーズン16試合出場で平均7.3得点、4.8アシスト、3.2リバウンドを挙げ、プレーオフではスイープ負けを喫したファーストラウンドでは全4試合出場で平均10.5得点、4.5リバウンド、1.5アシストを記録している。

また、先日まで行われていたFIBAワールドカップ2023ヨーロッパ予選にスロベニア代表として出場すると、クロアチア戦では22分出場で19得点3アシスト、スウェーデン戦では26分出場で20得点2アシストを挙げて母国の連勝に寄与し健在ぶりを見せつけているだけに、ブルズでの活躍も期待できる。

昨シーズン、5年ぶりのプレーオフ出場を果たしたブルズは、今オフに入り最優先事項だった大黒柱のザック・ラビーンを5年のマックス契約で引き留めに成功したと伝えられている。他にもアンドレ・ドラモンドと2年契約で合意と『ESPN』が報じている。ちなみに昨シーズン、1試合平均7.9得点、9.3リバウンドを挙げているドラモンドだが、ドラギッチと同じく途中でネッツに加入しシーズンを終えている。