大野篤史

新たに5選手の獲得も発表

三遠ネオフェニックスが新体制発表記者会見を開き、大野篤史のヘッドコーチ就任、金丸晃輔の獲得を発表した。

大野コーチはBリーグ初年度の2016年に千葉ジェッツのヘッドコーチに就任し、ハードなディフェンスと攻守の切り替えを重視したオフェンスを植え付け、一気に強豪クラブへと引き上げた。千葉に在籍した6シーズンで3度の天皇杯優勝(2017年、2018年、2019年)、3度の東地区優勝とBリーグファイナル進出、そして2020-21シーズンにはチームをBリーグ優勝へと導いた。

千葉のヘッドコーチを辞任した際には「もう少し、ヘッドコーチとして新たな旅を続けようと思っています」とコメントを出していたが、新たな旅として選んだのは三遠だった。

現在33歳の金丸は192cm88kgのスモールフォワード。福岡大濠から明治大に進み、プロキャリアをスタートさせたパナソニックトライアンズで2シーズンプレーし、2013-14シーズンからの8シーズンをシーホース三河で過ごした。タフショットに見える体勢からでも難なく決め切る、リーグトップクラスのシュート精度を持ち、ルーキーイヤーからずっと主力を務め、キャリア11年で平均16.1得点、3ポイントシュート成功率42.6%と日本人離れしたオフェンス力を誇っている。島根スサノオマジックに移籍した今シーズンは出場した45試合のうち33試合で先発を務め、平均プレータイム27.3分で11.1得点、3ポイントシュート成功率40.7%、1.3アシストを記録した。昨日の段階で双方合意の上で契約解除が発表され、新天地に三遠を選んだ。

そして、三遠は根來新之助、佐々木隆成、細川一輝、大宮宏正、土屋アリスター時生の獲得も発表し、新シーズンに向けてのロスターを確定させた。