平均20得点、8アシスト以上を記録したコンビの実現はNBA史上初
ホークスがスパーズとのトレードでデジョンテ・マレーを獲得したと『ESPN』が報じた。このトレードにより、スパーズはダニーロ・ガリナリと2023年のドラフト1巡目指名権(ホーネッツ経由)、2025年と2027年のドラフト1巡目指名権を獲得したという。
両チームはドラフト以前にもトレードを交渉していたが、ホークスがジョン・コリンズをトレード要員としてオファーしたのに対し、再建中のスパーズはコリンズの大型契約が足かせになるとみなし、トレード交渉は決裂したと見られていた。
25歳のマレーは今シーズンに平均21.1得点、9.2アシスト、8.3リバウンド、2.0スティールを記録し、キャリアベストのシーズンを過ごした。初めてオールスターにも選出され、スパーズの1シーズンのフランチャイズ記録となる13回のトリプル・ダブルも達成した。
これでホークスは同じくオールスターガードのトレイ・ヤングとの強力バックコート陣が完成。『Elias Sports Bureau』によると、平均20得点、8アシスト以上を記録したコンビの実現はNBA史上初だという。
スパーズが獲得した33歳のガリナリは、ホークスで2年目となった今シーズンは66試合中18試合に先発し、平均25.3分のプレータイムで11.7得点、4.7リバウンド、1.5アシストを記録。ベンチの貴重な得点源となり、プレーオフ進出に貢献した。チームのベストプレーヤーを放出したスパーズは本格的に再建期に突入する。