ファクンド・カンパッソ

ヨーロッパ復帰の可能性も否定せず

今夏フリーエージェントになるファクンド・カンパッソは、来シーズンもNBAでのプレーを希望している。しかし、現段階ではあらゆる可能性を残しておく構えのようだ。

ナゲッツでの2シーズン目を終えてフリーエージェントになるカンパッソは、去就について「お金に左右されることはない。自分が幸せかどうか、夢を叶えられるかどうかが重要」と、『Argentine outlet TN』に語った。「レアル・マドリーを退団してアメリカに渡ったのは、自分の夢のためだった。でも、家族だったり、自分があきらめたものなども含めてしっかり考えないといけない。NBAに残るかどうかについても、同じことが言える」

ヨーロッパ復帰の可能性について聞かれた彼は、「個人的には、どうしてもNBAに留まりたいと思うのは、考えが甘いのかもしれない。NBAチームからオファーが来ない可能性だってある。レアル・マドリーは、僕にとって第二の故郷のような存在。ただ、今は待つしかない。今の自分にある選択肢は、待つことだけ」と答えた。

181cmと小柄ながら、NBAでも変幻自在のパスでファンとチームメートを驚かせているカンパッソは、昨シーズン65試合(先発4試合)に出場して平均5.1得点、3.4アシストを記録した。来シーズンもNBAのコートでカンパッソの手から放たれる唯一無二の独創的なパスが見られるかどうか、NBAチームの動向、そして本人の決断を待ちたい。