ジェイソン・テイタム

「彼は大きな負担を背負ってプレーしていた」

2021-22シーズンからセルティックスのヘッドコーチを務めているイメイ・ユドカは、就任1年目にチームをNBAファイナルに導いた。

ファイナルでは惜しくもウォリアーズに敗れたものの、セルティックスはカンファレンスファイナルの壁を乗り越えるなど、チームとして成長した。そのチームの中心選手であるジェイソン・テイタムに、ユドカがメッセージを送った。

現地6月23日に行われたNBAドラフト後の会見でチームについて語ったユドカは、テイタムに関して「第一に身体を休めてもらいたい」とコメントした。「彼は素晴らしいシーズンを送った。オールNBAファーストチームにも選ばれ、それ以外にも素晴らしい成績を残した。ファイナルまで勝ち上がれたのは、彼の功績によるところが大きかったよ」

「私が彼に伝えたいメッセージは、いったん落ち着いて、まずは身体を休めてもらいたい、ということ。長いシーズンを過ごしたんだ。去年はオリンピックもあって、すぐにシーズンに向けて準備しないといけなかった。そしてチームも、ケガ人を多く抱えてしまう状況だった。そんな中でも、彼はケガやコロナで多くの試合を欠場したわけでもなく、安定してチームのために力を尽くしてくれた。選手が離脱していた間、彼は大きな負担を背負ってプレーしていたんだ」

「身体を休めてもらいたい。そして精神的にも落ち着いて、ゆったりと過ごして、気持ちの面でも整えてもらいたい。休暇中の選手たちの妨げになるような話はしたくないが、チームにはまだ成長できる部分がある。このメッセージを全員に伝えたい」

「まずは休んで、練習を再開する時に今シーズンを振り返ってほしい。個人として成し遂げたことを振り返ってもらいたい。ジェイソンは練習が好きで、すぐにでも始動したいと思っているだろう。それでも、オフシーズンのルーティンをこなして、しっかり身体をケアして整えてから、作り上げてほしい。彼には今はしっかり休んでもらって、大きな視点で物事を考えて、今シーズンに成し遂げたことを振り返って歩んでもらいたい」