スティーブ・クリフォード

「若く、才能のある選手が集まったエキサイティングなチーム」

現地6月24日、ホーネッツはスティーブ・クリフォードが新ヘッドコーチに就任することを発表した。

クリフォードは、2013-14シーズンから2017-18シーズンまでホーネッツの指揮官を務め、その間にチームを2度プレーオフ進出に導いた。その後、2018年から2021年までマジックのヘッドコーチを務めると、2021-22シーズンはネッツのコンサルタントとして、ヘッドコーチのスティーブ・ナッシュを支えた。

4年ぶりのホーネッツ復帰が決まり、クリフォードは次のコメントを発表している。「シャーロットに戻れてうれしい。そして、この機会をくれたマイケル・ジョーダン(筆頭オーナー)、ミッチ・カプチャック(球団社長兼GM)、バズ・ピーターソン(アシスタントGM)に感謝している。若く、才能のある選手が集まったエキサイティングなチームで、シャーロットも素晴らしい都市だ。そして、ホーネッツファンが球団に注ぐ情熱も理解している。街に戻り、選手たちと仕事を始めるのが待ちきれない」

当初、ホーネッツの新ヘッドコーチには、ウォリアーズのアシスタントコーチであるケニー・アトキンソンの就任が内定していた。だがアトキンソンは、先日まで行われていたNBAファイナル期間中に考えをあらため、ホーネッツに断りの連絡を入れた。

あらためてヘッドコーチ候補の選定を始めなければならなくなったホーネッツは、実績があるクリフォードを指揮官に選んだ。守備の構築に関して評価されているクリフォードには、昨シーズンのディフェンスレーティング(100ポゼッションあたりの平均失点)でリーグ22位(113.1)だったチームの守備の改善が期待されている。

ラメロ・ボール、テリー・ロジアーといった若手と、ゴードン・ヘイワードなどのベテランが融合するチームをどう立て直すか、4年ぶりにチームを率いるクリフォードの手腕に注目だ。