ヒートは残留を熱望「彼はウチの土台のような存在」
2021-22シーズンをヒートでプレーしたPJ・タッカーが、2022-23シーズンのプレーヤーオプションを破棄してフリーエージェントになることが分かった。『The Athletic』によれば、タッカーは740万ドルのプレーヤーオプションを行使せず、フリーエージェントになることを決断したという。
今年の5月に37歳になったタッカーはレギュラーシーズンで71試合に出場し、70試合で先発として起用された。スコアリング能力に秀でているわけではないものの、コーナーからの3ポイントシュート、そして屈強なディフェンスなどで重宝されるタイプで、指揮官のエリック・スポールストラも「ロッカールーム全員の士気を高められるコミュニケーション能力の持ち主」とコメントするなど、絶大な信頼を得ていた。
年齢がネックになりかねないとしても、守備とリーダーシップによる貢献は大きく、ヒートは可能な限り好条件を提示して再契約を結びたいと考えているだろう。球団社長のパット・ライリーも、セルティックスに敗れたプレーオフカンファレンスファイナル後に開かれた、21-22シーズン終了後の会見で「タックには是非とも残ってもらいたい」と称賛していた。
「タックはスコアリングに関して多くをこなす選手ではないが、チームのために素晴らしいプレーをしてくれる。彼はウチの土台のような存在。タフネス、リバウンド、ディフェンスで貢献してくれ、真面目な選手だ。タックには是非とも残ってもらいたい。ウチのコアの一人だ」
頼れるベテランが来シーズンもヒートのジャージーを着てプレーするかどうか、交渉の行方に注目したい。