「高いレベルでプレーできる姿を子供たちに見せることがモチベーションだった」
ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、キャリア4回目の優勝を成し遂げた後の会見に、娘と息子を同席させた。そして、成長した子供たちに、父親である自分がハイレベルでプレーするところを見せるのがモチベーションの一つだったと明かした。
「子供たち、妻、兄弟、母と優勝を共有できるなんて、本当にうれしい。このためにやっているんだ。いつも言ってきたけど、ハイレベルなプレーを取り戻すモチベーションの一つが子供たちの存在だった。今までは子供たちが幼くて、自分が高いレベルでプレーする姿を覚えていなかったからね。この2年を振り返ると、子供たちの年齢についても考えてしまう。娘は4歳で、息子はまだ2歳だった。子供たちは何も覚えていなかった。だから、このレベルでプレーできる姿を見せること、子供たちに自分が仕事を全うする姿を見せることが、今シーズンの大きなモチベーションの一部になっていた」
世界最高峰のNBAでプレーする選手ならば、シーズン中は家族との時間を犠牲にしてでも練習、試合に集中しなければならない。グリーンも「プレーオフ中は、家族のことは後回しだった」と話した。「優勝するために自分に何ができるのか、シリーズを締めくくるために何ができるのか、良いプレーをするために何ができるかが何よりも大事になってくる。そのためには高い集中力が求められる。今日も家族とは顔を合わしていなかった。同じホテルに泊まっていたけど、家族とは会っていなかったんだ。最終的には、こういうことも犠牲にしないといけない」
「子供たちに分かってもらいたいのに、理解してもらえないこともある。ただ、努力して、目標を達成して得られたものをその目で見ることができれば、子供たちも理解しやすい。そして、仕事に取り組む姿勢を教えられる。一生懸命に努力すれば、最終的に素敵な物を得られる。こうした経験を子供たちと共有できることこそ、自分のキャリアにおいて重要なことなんだ」