アル・ホーフォード

「プレーオフを勝ち進むごとに成長できた気がする」

3シーズンぶりにセルティックスに復帰したベテランのアル・ホーフォードは、NBAキャリア15年目にして初めてNBAファイナルにたどり着いた。

プレーオフでのホーフォードは、レギュラーシーズン(平均10.2得点、7.7リバウンド、3.4アシスト、3ポイントシュート成功率33.6%)よりも主要スタッツを伸ばし(プレーオフ平均11.7得点、9.1リバウンド、3.4アシスト、3ポイントシュート成功率46.2%)、チームを救ってきた。しかし、崖っぷちの状態で迎えたホームでの第6戦を落として、2勝4敗でウォリアーズに敗れ、初優勝とはならなかった。

ファイナル第6戦後の会見で、ホーフォードはターンオーバーが目立ったジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンを責めることはせず、シーズンを通してチームを引っ張った両エースを称え、チームの成長を語った。「負けて、この立場になるのは辛い。ただ、チームを非常に誇りに思っている。一年を通して大いに成長できたことに関しても、誇らしく思っている。ウチは勝率5割に満たない状態からアベレージチームに成長して、全員で取り組んできた。今夜の試合で良くなかった点は触れたくない。これからも、どれだけ成長できたかという部分を維持したい」

「ジェイソンとジェイレンは、シーズンを通して多くの責任を背負ってきた。彼らは上手くアジャストして、そして成長した。選手として成長したんだ。それでも見ての通り、まだまだ成長の余地はある。ウォリアーズはレベルが違った。それは受け入れないといけない。僕たちは全員が成長しないといけない」

ホーフォードは、4年ぶりに優勝したウォリアーズとの激闘をこう振り返っている。「僕たちは戦い続けた。戦って、手が届く距離に近づいたと思ったら、ターンオーバーを繰り返していた。だから安定していたとは言えない。流れを作っても、ミスをしてしまったら難しくなってしまう。攻守が入れ替わって、相手に点を決められてしまったら難しい。僕たちは良いポジションを取れていたと思ったけど、これも良い教訓だね。ファイナルのような試合、ステージで、チーム全員にとって良い教訓になったと信じている」

「プレーオフを勝ち進むごとに成長できた気がする。どのシリーズでも勝ち方を見いだせた。前にも言ったことがあるけど、試合に勝つのは大変なんだ。チームとして、シーズンを通して勝ち方を模索してきた。それでも、ウォリアーズを攻略できなかった」