第3クォーターだけで6本の3ポイントシュート成功も失速
NBAファイナル第4戦までを終えて2勝2敗だったセルティックスは、敵地での第5戦に挑んだ。
プレーオフを通して第3クォーターにリードを広げてきたウォリアーズに対して、セルティックスは第5戦の第3クォーターだけで6本の3ポイントシュートを決めて35-24と圧倒したが、ジョーダン・プールのブザービーターディープスリーから風向きが変わり始めた。そして、セルティックスは第4クォーター開始から3分半もの間1点も奪えず、勝負どころでウォリアーズの勢いに飲まれた。
指揮官のイメイ・ユドカは、選手たちの疲労がオフェンス停滞の要因になっている可能性を指摘した。これを聞いたジェイソン・テイタムは「何本か短いシュートを放ってしまった。あそこまで力のないシュートを放っていてはダメだ。足を使って打たないといけない。第1クォーターよりも、第4クォーターの方が疲れは出てしまう。もっと足を使って、決まる確率を高めないといけない」と語った。
テイタムは「第4クォーターをもっと良い形でスタートさせないといけなかった。その責任は自分たちにある」とコメントしている。「第3クォーターにすごく良いプレーができて、試合に勝てる可能性が生まれた。一時は6点か7点リードしていた。それと同じレベルのプレーを続けないといけない」
テイタムとともにチームを引っ張るジェイレン・ブラウンも、オフェンス停滞の責任を感じている。「自分がもっと良いプレーをしないといけない。第4クォーターはウォリアーズがインテンシティレベルを高めてきたから、タフなプレーを強いられて、プレーを決められなかった。もっと良いオフェンスを展開しないといけない」
2試合続けて第4クォーターにオフェンスが機能しなかったことを指摘されたブラウンは「辛抱強くやらないといけない。我慢しないといけない」と語った。「良い形で打てたシュートもあったけど決まらなかった。今日の試合では辛抱が足りなかった。これは、次の試合で必要な要素だ」