ステフィン・カリー

オフェンス不調のグリーンを擁護「明日は素晴らしいプレーをしてくれる」

敵地ボストンで行われたNBAファイナル第4戦を107-97で勝利したウォリアーズは、現地6月13日にホームで行われる第5戦を制しての優勝王手を狙う。

オフェンスを引っ張るのは、第4戦で14本中7本の3ポイントシュート成功を含む43得点を決めたステフィン・カリーだ。ただ、負けられないセルティックスもカリー対策をアップデートしてくるはずで、第4戦のようにはいかないかもしれない。

カリーは相手の修正を理解しつつ、試合の前日会見で「先制パンチをお見舞いしたい」とコメントした。「どのチームも完璧にプレーするために、シーズンを通して試行錯誤している。今シーズンの結果にも出ているように、セルティックスはディフェンスの形を持つチームだ。シリーズは試合ごとに修正するものだから、その点を理解して、僕たちも対応しないといけない」

「僕は準備を整えて試合に挑むよ。チームとしても相手の修正にかかわらず、準備万全で臨む。あと2勝するのに必要なのはディフェンスだし、高いインテンシティだ。特に、試合の入り方が大事になる。それに、敗戦から挽回しようとする相手に関しても理解しないといけない。こういう部分がシリーズでは大きなポイントになる。お互いに挽回する方法を知っていて、お互いに敵地で勝つ方法を分かっている。両チームともに、それを証明してきた。相手の反撃に対応するために準備しておかないといけないし、先制パンチをお見舞いしたい。第一に修正だけど、次に大事なのは努力だったり、インテンシティやフィジカル。これらの要素は、相手の得意分野だからね。セルティックスは、こうした強みを生かして、負けた試合の後で結果を残そうとする」

ウォリアーズに不安材料があるとするなら、オフェンスが不調なドレイモンド・グリーンが挙げられる。グリーンに関する質問に、カリーは「彼なら、明日の試合でも素晴らしいプレーをしてくれる」と答えた。「オフェンスでインパクトを与える方法を見いだせる。彼の場合は、ディフェンスでのインパクトがオフェンスに繋がる。高いIQの持ち主だから、大丈夫。バスケットボールの理解度で、彼はリストの上位にいる選手だから」