レブロン・ジェームズ

写真=Getty Images

「レブロンがフレッシュな状態でプレーできるようにしたい」

王者ウォリアーズ、ロケッツら優勝候補に続いて、いよいよ明日、レブロン・ジェームズが加わったレイカーズが2018-19シーズン開幕戦を迎える。

レブロンが加入したとはいえ、ブランドン・イングラム、ロンゾ・ボール、カイル・クーズマ、ジョシュ・ハートら若い選手が多いレイカーズが、いきなり優勝をする確率は高くないだろう。しかし、6年ぶりのプレーオフ進出は十分に可能な力を持っている。ヘッドコーチのルーク・ウォルトンもレブロンが今夏チームと4年契約を結んだことを強調し、「我々には4年という時間がある」と長い目で見ている。

今年の12月に34歳になるレブロンは、昨シーズン自身初の年間全試合出場を果たし、出場時間もリーグ最長の平均36.9分を記録した。シーズン序盤から不振に喘いだキャバリアーズのチーム事情も影響しての出場時間だったが、年齢を考慮し、可能な限りフレッシュな状態を維持できる方が望ましい。ウォルトンも「シーズン終盤にベストな状態にもっていくことと同様に、レブロンがフレッシュな状態でプレーできるようにしたい」と語った。「それが我々のゴールだ。これは1年のみの旅路ではない。シーズンごとにトライし続け、ベストなチームになる努力をする。チームがベストな力を発揮するチャンスを、間違いなくレブロンが与えてくれる」

「レブロンの出場時間を適正な時間にできるようにトライする」とも語ったウォルトンは、10人以上でローテーションを回すプランを示唆。攻撃時のポゼッション回数で昨シーズン3位(100.97)だったレイカーズは、今シーズンもハイペースのプレーを続けようとしている。「速いプレーをしたい。そのためには、選手交代を頻繁にしないといけない。だから、多くの選手に出場時間を与えられる」ともウォルトンはコメント。もしローテーションが上手く機能し、結果がついてくれば、レブロンの2シーズン連続全試合出場は可能だろう。

敵地で船出を切るレイカーズの相手は、昨シーズンの西カンファレンス3位に躍進したトレイルブレイザーズだ。ブレイザーズはこのタフな西カンファレンスで5年連続プレーオフ進出を果たしており、プレーオフ出場を目指すレイカーズにとっては、現在地を知るうえでも大事な試合となる。