ジェイソン・テリー

2018年に現役を引退し指導者に転身

ジャズは、辞任を発表したクイン・スナイダーの後任ヘッドコーチ候補の選定を進めている。そんな中、今後面談を受ける候補の一人に、元NBA選手のジェイソン・テリーの名前が浮上し、ジャズはテリーと面談する許可を得たと『The Athletic』が報じている。

NBAで19年も現役としてプレーしたテリーは、先発からセカンドユニットまで様々な役割をこなした名選手で、2009年にシックスマン賞を受賞。そして2011年には、マーベリックスの球団初優勝にも貢献した。

2018年に現役を引退し指導者に転身すると、昨シーズンは母校のアリゾナ大でアシスタントコーチを務め、2021-22シーズンはナゲッツ傘下のGリーグチーム、グランドラピッズ・ドライブのヘッドコーチに就任し、チームを17勝15敗に導いた。

テリーは以前『Fox News』とのインタビューで選手に求める資質をこう語っていた。「自分の長所を生かし、短所を鍛えて、選手としての自分を把握する。そして自分の性格を知る。もし努力しないタイプの選手ならば、その点を変えないといけない。これは、バスケットボールだけではなく、人生にも当てはまることで、全力を尽くさないといけないんだ。自分の技術を高めるために努力しないといけない。これは多くの選手が苦労する部分でもある。何かが原因で集中できなくなってしまうことがあったとしても、目の前のことに集中して、夢をあきらめずに努力し続ければ、何だって成し遂げられる」

指導者としての人生を歩み始めたばかりのテリーが大きなチャンスを手にするのか、今後の展開に注目したい。