フアンチョ・エルナンゴメス

母国で「スーパーセルフィッシュな選手が多い」と批判したと報道

優勝をかけてウォリアーズとのNBAファイナルを戦っているセルティックスだが、今シーズン序盤は波に乗れず成績がついてこなかった。プレーオフ進出も難しいのではないかと思われたものの、レギュラーシーズンのラスト36試合で28勝を挙げるV字回復に成功し、現在に至っている。

チームとして機能していなかった時期を知るフアンチョ・エルナンゴメスは、スペインのメディアに「コミュニケーションもなく、チームが自分に何を期待しているのか分からなかった。スーパーセルフィッシュな選手が多くて、チームとして機能していなかった。バスケットボールに対する愛情を少しばかり失ってしまった」と、セルティックスを痛烈に批判したと報じられた。

エルナンゴメスは、今年2月のトレードデッドラインまでに2度トレードされ、最終的にジャズに移籍したが、それまでにセルティックスではわずか18試合でしか起用されず、平均5.3分の出場で1.1得点だった。

母国でのコメントが過剰に翻訳されて伝えられた可能性もあった中、エルナンゴメス本人は動画配信サービス『Peacock』の番組に出演した際、「僕たちはシーズン序盤に苦しんだ」と、セルティックスでのシーズンを振り返った。「僅差で負けた試合もあったし、ヘッドコーチも変わった。全員が、それぞれの役割を見出そうとしていた。僕はボストンにも、チームにも、ファンにも満足していた」

そして彼は、18回目の優勝まであと3勝に迫っている古巣にエールを送っている。「彼らはタイトル獲得まであと3勝。非常にハードに取り組むチームだから、今のポジションが相応しいと思う。シーズン序盤は力を発揮できなかった。自分達のプレーを見出せていなかったけれど、状況を変えられて良かったと思っている。彼らは優勝に値するチームだ」