25分の出場で10得点5リバウンド4スティールの活躍
2017-18シーズン開幕戦で悪夢のようなアクシデントに見舞われたセルティックスのゴードン・ヘイワードが、1年ぶりにNBAレギュラーシーズンの舞台に戻ってきた。
本日TDガーデンで行なわれたセブンティシクサーズとの開幕戦に先発出場したヘイワードは、25分の出場で10得点5リバウンド4スティールをあげ、105-87での勝利に貢献した。
1年前に左足首の脱臼、脛骨骨折という重傷を負ってからというもの、ヘイワードは目の前の小さな目標をクリアーし続け、この舞台に帰ってきた。ホームの大観衆に歓迎されたヘイワードは「ファンのみんなの歓声は素晴らしかった。最初の数分はアドレナリンが溢れ出ていた」と語った。「開始から数分は、全員のアドレナリンが出ていたから、プレーが雑だったと思う。コートに戻れて最高。僕にとって大きなステップになった」と、続けた。
指揮官のブラッド・スティーブンズは、シーズン序盤ということもあり、復帰したばかりのヘイワードの出場時間に制限を設けている。試合後のインタビューでプレータイムについて聞かれたヘイワードは「自分のリズムを掴むのは簡単ではないし、(出場時間の制限は)初めての経験だけれど、それが可能なくらいチームの選手層は厚い。チームのみんなが良いプレーをしてくれたよ」と、勝利を喜んだ。
ヘイワードが語ったように、セルティックスはリーグトップクラスの選手層を誇る。この日は2年目のジェイソン・テイタムが23得点9リバウンド3アシストでチームを引っ張り、チーム力でシクサーズを封じた。
試合後メディアの取材に応じたヘイワードは、一通り復帰に関する質問に答え続けた。ある記者から「カムバックに関してではなく、バスケットボールに関する一般的な質問にしてもらいたいと思っている?」と質問されると、「そうだね」と苦笑。「そのうちそうなるよ。この1年で、辛抱強さを学べたからね」
復帰の喜びによって、出だしは「雑になった」と語ったヘイワード。シーズンが進めば、プレータイムも伸びるだろう。そして、ジャズ時代と同様の、もしくはそれを超えるプレーを見せてくれるに違いない。