「どんな形でも4勝しないといけない」
ホームコートアドバンテージを持って3年ぶりのNBAファイナルに挑んでいるウォリアーズは、現地6月2日に本拠地チェイス・センターで行われた第1戦に108-120で敗れた。
試合の大半はウォリアーズのペースで進んでいたが、第4クォーターに入って猛反撃を見せたセルティックスを食い止められず、最終クォーターを16-40と圧倒された。
今シーズンのプレーオフで初めてビハインドを背負った結果について、ステフィン・カリーは「理想的な流れではない」と振り返った。「でも、ウチの実力を信じている。これまでもシーズンを通して苦しい状況を乗り越えてきた力を信じているし、プレーオフの試合で負けた後も挽回してきた。今日の第4クォーターから学ばないといけない。相手にシュートを何本も決められてしまった。第4クォーターは後半まで、セルティックスはシュートを外していなかったように感じた。今日のようにシュートを決め続けることで勢いに乗ってしまった相手から、再び良い流れを奪うのは大変」
第1クォーターだけで6本の3ポイントシュートを含む21得点と大爆発したカリーは「アグレッシブにプレーしようとしていた。自分のプレーは分かっているし、第1クォーターにはスペースを見つけられたから、その流れにできるだけ乗っていきたかった」と振り返った。
「それに相手は守備に秀でたチーム。オフェンスに関しては、試合に勝つために良い形を作れたと思う。ただ、勝つために必要な守備ができていなかったから、第4クォーターにリードを失ってしまった。それでも、チームのプレーに好材料は多い。今日は勝利を逃したけど、気持ちを切り替えないといけない」
また、カリーは「どんな形でも4勝しないといけないんだ」とファイナルについて語った。「42分間は試合に勝つ上で良いプレーができたとしても、バスケットボールはそういうものではない。日曜の試合(第2戦)では、試合開始からシリーズを振り出しに戻そうとするウチの気持ちが見られると思う。そこからまたやって行く」