「守備はチームを次のレベルに導くために必要な一つの要素」
NBAキャリア4年目のルカ・ドンチッチは、今シーズンのプレーオフで初めて西カンファレンスファイナルに勝ち上がった。しかし、マーベリックスはカンファレンスファイナルでウォリアーズの前に敗れた。
球団初優勝を成し遂げた11年前に続いてのファイナル進出こそ叶わなかったものの、ドンチッチは「チームとして大きなステップを踏めた」と、現地5月26日のシリーズ第5戦後に語った。「大きなステップを踏めたし、一気に数歩も前に行けた気がする。チームは正しい道のりを進めている。もちろん、まだまだやることは多い。だけど、本当に大きなステップを踏めたと思っているし、素晴らしい道を歩めている」
第5戦のドンチッチは、第1クォーターにフィールドゴール10本中2本成功と波に乗れず、チームに勢いを与えられなかった。彼は「自分がひどかった」と悔やんだが、「ただ、シーズンを振り返るとすれば、僕はこのチームを誇りに思う。チームの全員、選手、スタッフの全員を誇りに思う」と総括した。
そして、来シーズンのレベルアップに必要な課題を聞かれたドンチッチは「ディフェンス」と即答した。「個人的には、もっともっと守備を強化しないといけない。今シーズンも守備で成長できたと思うけど、伸びしろはまだまだある。もっとディフェンスで成長しないといけない。守備はチームを次のレベルに導くために必要な一つの要素」
昨年の夏にはスロベニア代表として東京オリンピック出場を果たすなど、ドンチッチはバスケットボール漬けの日々を過ごした。彼は「1週間くらい休もうかな」と冗談を言ったが、良好なコンディションの維持が何よりも大切と続けた。「僕自身もまだまだ成長できるけど、良いコンディションを保つのは大事。バスケットボールではコンディションの維持が何よりも大切で、コンディションが整っていないとプレーできない」