ジェイソン・テイタム

「特にプレーオフの試合では、アクセルを緩めるわけにはいかない」

セルティックスは、現地5月23日にTDガーデンで行われたヒートとのプレーオフ東カンファレンスファイナル第4戦に102-82で勝利した。

前半から積極的な守備でヒートに付け入る隙を与えなかったセルティックスは、後半も集中力を保って鉄壁の守備を崩さず快勝し、シリーズ戦績を2勝2敗のイーブンに戻した。

31得点8リバウンド5アシスト2ブロックで勝利に貢献したジェイソン・テイタムは「危機感を持って試合に臨んだ」と試合後の会見で語った。「危機感を持つことが重要だった。試合開始から試合終了まで、攻守両面で危機感を持たないといけない。もちろん、前の試合より大分良い形で試合に入れたよ」

試合開始から18-1という強烈なパンチを見舞ったセルティックスだったが、テイタムは「アクセルを緩めるわけにはいかない」とプレーオフでの戦いについて言う。

「プレーオフは長い。それに相手は強豪だ。いつかの試合で自分たちも21点のビハインドを背負ったけど、最終的に1点差まで追い上げた。試合終了のブザーが鳴るまで気を抜くわけにはいかない。相手は第4クォーターになって3ポイントシュートを決め始めていた。特にプレーオフの試合では、アクセルを緩めるわけにはいかないんだ」

これでイーブンとなったシリーズは、再びマイアミに戻って第5戦が行われる。テイタムは「今日のようにプレーしないといけない」と話した。「これで2-2になったので、残り3試合は新たなシリーズのような気持ち。先に2勝した方が勝つ。とは言え人間だから、試合に勝てば少しは気を緩めてしまうかもしれない。でも、負けた翌日は、次の試合は生きるか死ぬか、という気持ちになる。そのおかげで今日のようなプレーができた。第5戦にも今日と同じ気持ちで臨まないといけない。絶対に勝たないといけないという気持ちでやらないといけない」