写真=Getty Images

ウェイドは『予行練習』として合成写真をSNSに投稿

レブロン・ジェームズとドゥエイン・ウェイドは、MLBの2016ワールドシリーズを前にインディアンスかカブスのどちらが優勝するかを賭けた。当然、クリーブランド出身のジェームズはインディアンスの優勝に、シカゴ出身のウェイドはカブスの優勝に賭けた。そして11月3日、延長戦にもつれた第7戦を制したカブスが、実に108年ぶりとなる世界一の称号を手にした。

スタジアムで観戦していたジェームズは、8回裏にインディアンスが3点を返して同点に追いついた際、NBAの試合でクラッチショットを決めた時でもそれほどは興奮しないだろうというほどに大興奮。しかし、キャブズに続きインディアンスがクリーブランドに優勝トロフィーを持ち帰る夢は叶わなかった。

『賭け』に勝ったウェイドは、ジェームズが12月2日に予定されているブルズとの試合でユナイテッド・センターに入る際カブスのユニホーム一式を着用することを明かした。ウェイドはカブスのワールドシリーズ制覇、そして親友を賭けで打ち負かしたことがよほどうれしかったのだろう、Instagramにカブスユニ姿のジェームズの合成写真を投稿する『悪ノリ』をやってみせた。

ジェームズに宛てたメッセージ部分には、「準備は万端。賭けは賭けだからね。潔く罰ゲームを受けてくれることにあらかじめ感謝するよ、兄弟! それからワインも楽しみにしているから」と書かれている。どうやら賭けの勝者に敗者がワインを贈呈する約束も交わしていたようだ。

「あらかじめ感謝する」という記述から、友人同士の口約束とはいえ反故にはさせない、というウェイドの強い気持ちが読み取れる。ちなみに、ジェームズはウェイドの投稿に何の反応も見せていない。