ステフィン・カリー

世代闘争という見方には「ウチだってハングリー」と回答

2021-22シーズンのプレーオフは終盤戦となるカンファレンスファイナルを迎える。

西カンファレンス優勝を決めるシリーズは、ルカ・ドンチッチを擁するマーベリックス、そしてステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンら黄金期を築き上げたウォリアーズの間で争われることとなった。

現地5月16日の練習後の会見に出席したカリーは、マブスとの対戦について「タフなマッチアップになる」と語った。「彼らは非常に高いレベルでプレーしていて、プレーオフで台頭している選手もいる。言うまでもなく、ルカはすごい数字を残していて、前のシリーズ(対サンズ)も素晴らしい形で締めくくった。ジェイレン(ブランソン)もジャズとのシリーズ(ファーストラウンド)でチームに勝利をもたらし、スペンサー(ディンウィディー)もベンチから大きな力をチームに与えている。(ドリアン)フィニー・スミスもクレージーなシュートを決めている。それに相手はディフェンスでもステップアップしているからタフなマッチアップになる。自分たちも、攻守両面でしっかり準備して臨まないといけない。これまでと同様に、ホームコートをしっかり守って、良いスタートを切りたい」

近年のプレーオフでは珍しく、今シーズンのカンファレンスファイナルにはレブロン・ジェームズ(レイカーズ)も、ケビン・デュラント(ネッツ)も、カワイ・レナード(クリッパーズ)も、クリス・ポール(サンズ)も、デイミアン・リラード(トレイルブレイザーズ)もいない。この状況についてカリーは「確かに変な感じもするけど、試合に集中していれば考えるような話ではない」とコメントしたが、グリズリーズとのカンファレンスセミファイナルと同様に、今シリーズも伸び盛りの若い世代が、一時代を築いたウォリアーズに挑戦するという図式が成り立つ。世代闘争という見方について、カリーは「彼らの年齢を考えると、興味深い」と答えた。

「ジェイソン・テイタムは24歳で、ルカは23歳。ジャ(モラント)は22歳くらいかな。自分たちが彼らと同じ年齢の頃を考えると、すごいと思う。プレーオフという舞台で輝こうとしているからね。ただ、それ以外の面に関しては、ウチだって十分ハングリーなチーム。この2年は、現実的に優勝を争える状態ではなかった。それが、再びファイナルに繋がる扉をノックできる位置まで来ることができた。世代云々ではなくて、ウチも相手と同じくらいハングリーなチームということさ」