ルカ・ドンチッチ

会場で観戦していたダーク・ノビツキーに感謝「彼も喜んでくれた」

現地5月15日に行われたプレーオフ西カンファレンスセミファイナル、マーベリックスvsサンズの第7戦は、ルカ・ドンチッチが11本中6本の3ポイントシュートを含む35得点10リバウンド4アシスト、スペンサー・ディンウィディーがベンチから7本中5本の3ポイントシュートを含む30得点を記録し、マブスが123-90で快勝した。

フェニックスでの『GAME7』は熱戦になると予想された中、先制攻撃を浴びせたマブスが前半から主導権を握り、終始そのペースが崩れることはなかった。ドンチッチは試合開始から2本の3ポイントシュートを含む3本連続でシュートを成功させてオフェンスを引っ張った。マブスはドンチッチがベンチに下がっていた第2クォーター開始からの約6分でリードを2桁に拡大。ドンチッチ自身も前半だけで27得点の大活躍で、マブスが30点リード(57-27)で前半を折り返した時点で、ほぼ勝負は決まり。試合を通じてサンズのデビン・ブッカーを11得点、クリス・ポールを10得点4アシストに抑える堅守も見せて、シリーズを制した。

試合終了後、会場に来ていたチームレジェンドのダーク・ノビツキーと言葉を交わしたドンチッチは「彼も喜んでくれていた。ダークがコートサイドで試合を見てくれると、僕たちの自信にもなる」と語った。「敵地での試合だったし、チームのみんながダークに感謝している。彼は優勝経験者で、何が必要かを理解している。ウチの選手もコーチもみんな、ダークが会場に来てくれたことに感謝しているよ」

「どうしたって笑顔になってしまう」と上機嫌だったドンチッチは「試合を楽しめている時こそ自分のベストなプレーができている」と話した。「楽しくやれていたけど、僕の力だけではなくて、チーム全員の活躍があってこその結果だ。シリーズ第7戦で、今日のようなパフォーマンスは見たことがない。アウェーゲームで今日のようなプレーをしたチームを僕は知らないし、チームのプレーを誇りに思う」

ドンチッチはプレーオフ開幕から「チームの力を信じている」と繰り返し言い続けている。その気持ちは今も変わらず、「このチームは特別」と語った。「ウチはスペシャルなチーム。絆の強さも、チームとしてのプレーも特別。ウチがハードにプレーしていれば、抑えるのは大変だと思う。シリーズの第2戦以降にディフェンスを改善させられたことが勝因だよ」

11年前に優勝した時以来となるカンファレンスファイナルでは、ウォリアーズと対戦する。カンファレンスファイナル第1戦は、現地18日に予定されている。