ジャ・モラント

第3戦の最終クォーターに右膝を負傷、途中交代を余儀なくされる

グリズリーズはウォリアーズとのプレーオフセミファイナル第4戦に欠場したジャ・モラントが骨挫傷を負っていることを明かし、残りのシリーズを全休する可能性があると発表した。

モラントは第3戦の最終クォーター中盤に負傷。ジョーダン・プールに膝をつかまれ、以前も痛めた右膝の負傷を悪化させて途中交代を余儀なくされた。

モラントを欠くグリズリーズは第4戦を落とし、1勝3敗と後がない状況に追い込まれた。モラントはウォリアーズとのシリーズ3試合で平均38.3得点、8.3アシスト、6.7リバウンドを記録している。モラントは特に終盤の大事な時間帯でパフォーマンスを伸ばす傾向にあり、リーグトップとなる42得点をクラッチタイムに挙げている。チームメートのジャレン・ジャクソンJr.も「第4クォーターのジャを知っているよね? 彼は第4クォーターを支配しているんだ」と、モラントの勝負強さを強調している。

第3戦はハードなディフェンスが機能し、最終クォーターまで一度もウォリアーズにリードを許さず、勝利まであと一歩のところまで追いつめたが、終盤にオフェンスが停滞し98-101の逆転負けを喫した。モラントを欠いたことで、クラッチタイムでの得点力不足を露呈した結果となったが、ジャクソンJr.はこの失敗を糧にすると前を向いた。

「チャンスはあったんだ。リードしていたし、あと2、3本のシュートを決めていれば特に後半は違った展開になった。僕たちは失敗した。でもこの経験を第5戦に生かすつもりさ」

王手をかけられ、さらにモラントも全休の可能性が出てきたグリズリーズ。ジャクソンJr.を筆頭に他のメンバーがステップアップし、窮地を脱出できるか。