自分越しのダンクに燃えたホーフォード「あの瞬間にスイッチが切り替わった」
セルティックスのアル・ホーフォードは、負ければ後がなくなるバックスとのプレーオフ東カンファレンスセミファイナル第4戦で、プレーオフキャリアハイとなる30得点を記録し、116-108での勝利に貢献した。
普段は冷静なホーフォードだが、第3クォーター序盤にバックスのヤニス・アデトクンボが決めたダンクに対しては感情を表に出す場面があった。自分越しにダンクを決められたホーフォードは、首を縦に振るジェスチャーを見せると、「OK」とアデトクンボに向かって言った。審判は、この直後にホーフォードを睨みつけたとして、アデトクンボにテクニカルファウルをコールした。
ホーフォードは、試合後の会見でアデトクンボのダンクについて聞かれると「彼が自分に何と言ったのかはわからない。ただ、彼が自分を睨みつけてきたことだったり、彼の行為には納得がいかなかった。たしかに、あの瞬間にスイッチが切り替わった」と振り返った。第4クォーターに16得点をマークしたホーフォードの積極的なオフェンスで息を吹き返したセルティックスが逆転勝利を収め、シリーズ戦績は2勝2敗のイーブンになった。
結果的にホーフォードの『やる気スイッチ』を押してしまったアデトクンボは、35歳の大ベテランを「素晴らしい選手」と称えた。
「彼は本物のプロフェッショナル。正しいプレーをする選手で、試合終盤にチームを引っ張っていた。タフショットを何本も成功させていたし、彼を称賛すべき。35歳であれだけのプレーができる選手は、そうはいない。もし自分が、今の彼の年齢に達した時にNBAでプレーできていたら、彼のようにハイレベルなプレーがしたい。本当に素晴らしいプレーだったよ。個人的な意見だけど、彼のプレーこそセルティックスが勝てた要因。彼のような選手は称えないといけない」