Bリーグ

千葉が有利も3チームに東地区優勝の可能性

いよいよレギュラーシーズンは最終週に突入し、各チームとも残り試合は多いチームでも3試合となっている。すでにチャンピオンシップの出場8チームの内、7チームが確定済み。ただ、最後の1つとなるワイルドカード下位は3チームに可能性がある大混戦となっている。また、琉球ゴールデンキングスのリーグ全体1位以外の順位は未確定で、チャンピオンシップの組み合わせが全く分からない。

この大混戦を踏まえ、ファイナルに行くまでのホームコートアドバンテージを得られる東地区1位争い、最後の切符となるワイルドカード下位のシナリオを次のように詳しく紹介する。

東地区1位
対象チーム:千葉(残り3試合)、川崎(残り2試合)、A東京(残り2試合)
◎千葉(対戦相手:琉球1、SR渋谷2)
2勝以上:他チームの結果に関係なく決定
1勝2敗:川崎が1勝1敗以下
0勝3敗:川崎が2敗、A東京が1勝1敗以下
◎川崎(対戦相手:三河2)
2勝:千葉が1勝2敗以下
1勝1敗:千葉が3敗、A東京が1勝1敗以下
◎A東京(対戦相手:宇都宮2)
2勝:千葉が3敗、川崎が1勝1敗以下

ワイルドカード下位
対象チーム:三河(残り3試合)、SR渋谷(残り3試合)、秋田(残り2試合)
◎三河(対戦相手:茨城1、川崎2)
3勝:他チームの結果に関係なく決定
2勝1敗:SR渋谷が2勝1敗以下
1勝2敗:SR渋谷が1勝2敗、秋田が1勝1敗以下
3敗:SR渋谷が3敗、秋田が2敗
◎SR渋谷(対戦相手:群馬1、千葉2)
3勝:三河が2勝1敗以下
2勝1敗:三河が1勝2敗
1勝2敗:三河が3敗、秋田が1勝1敗以下)
◎秋田(対戦相手:三遠2)
2勝:三河が1勝2敗以下、SR渋谷が1勝2敗以下

また、他の順位だが東地区2位は川崎が残り2試合で1勝1敗以下だと、A東京が残り2試合全勝でひっくり返せる。ただ、A東京は対戦相手の宇都宮に連敗すると、宇都宮と入れ替わる形でワイルドカード上位にまで順位を落とす。宇都宮はA東京に連勝し、川崎が連敗した場合、地区2位にまで浮上できる。

西地区2位争いは、島根が残り2試合の内、1勝すれば確定。ただ、島根が2敗し、名古屋Dが残り3試合を全勝した場合、両チームは勝率で並ぶ。そうなると直接対決の得失点差で上の名古屋Dが逆転で地区2位となる。

地区2位の2地区間争いだが、島根が2勝し、川崎とA東京がそれぞれ1勝以下の場合、島根が2地区間で上となる。地区3位については、東地区3位が西地区3位より上になる。特に5月7日、8日には千葉vsSR渋谷、川崎vs三河のカードが組まれ、東地区優勝、ワイルドカード下位を巡る負けられないチーム同士が激突するのが興味深い。文字通り最後の最後まで分からない、チャンピオンシップに関わる争いで楽しみは尽きない。