文=鈴木健一郎 写真=B.LEAGUE

ファジーカスが得点で独走、アシスト首位の鈴木は出

Bリーグは第6節までの12試合が終了。ここで各スタッツの上位を見ていきたい。

得点数/PTS

順位 得点 1試合平均 選手名 チーム
1 356 29.7 ニック・ファジーカス 川崎
2 236 19.7 ダバンテ・ガードナー 新潟
3 230 19.2 ライアン・ロシター 栃木
4 228 19.0 クリント・チャップマン 新潟
5 222 18.5 ディアンテ・ギャレット A東京

得点では相変わらず川崎の『ゴールマシーン』、ニック・ファジーカスがライバルを大きく引き離し独走している。1試合の得点が20点を下回ったのは開幕節、9月25日の三遠戦のみ。残る11試合のうち7試合で30得点以上をマークしており、ここ4試合連続で30得点超え。川崎のチーム状態が向上するとともに、ファジーカスの得点力がさらに引き出されている印象だ。10月22日の富山戦では39得点を記録。横浜の細谷将司と並びB1のゲームレコードを記録した。

ファジーカスのフィールドゴール率は60.4%、高確率で決めてくるだけでなく、とにかくシュート試投数が多いのが特徴。1試合平均で19.2本のシュートを放っている。これに続くジュリアン・マブンガ、クリント・チャップマン、ディオン・ライトはすべて15本台、ここで差が付いている。またファジーカスはフリースロー成功率も80%と高く、故意のファウルで止める意味も薄い。彼の快進撃はまだまだ続きそうだ。

シュート成功率が最も高いのは三河のアイザック・バッツの68.7%。ただし彼は3ポイントシュートを1本も打っておらず、1試合平均得点は9.3と、数字としてはまだ少々物足りない。シュート成功率でバッツに続くのはライアン・スパングラーとジュフ磨々道の2人。スパングラーは66.0%で1試合平均得点12.8、磨々道は64.5%で同7.8と、川崎はオンザコート「1」でも「2」でも、オフェンスの軸となるファジーカスを支える選手がしっかり仕事をしていることは分かる。

得点のベスト10に日本人選手が入っていないが、最高位は横浜のシャープシューター、川村卓也の16.9。ここ3試合で20得点、23得点、そしてシーズンハイの31得点を記録するなど、試合を重ねるごとに調子を上げている。金丸晃輔(三河)の1試合平均14.8得点、喜多川修平(琉球)と岡田優介(京都)が13.6得点で続く。

3ポイントシュート成功率/3P%

順位 成功率 3PM/3PA 選手名 チーム
1 52.9% 18/34 長谷川智也 三河
2 49.1% 27/55 細谷将司 横浜
3 47.4% 27/57 田渡修人 三遠
4 46.3% 19/41 遠藤祐亮 栃木
5 46.2% 30/65 田口成浩 秋田

3ポイントシュート成功率のトップは開幕から常に高確率をキープしている三河の長谷川智也。一方、最も多くの3ポイントシュートを決めているのは大阪のジョシュ・ハレルソンで32本。以下、滋賀のジュリアン・マブンガの31本、秋田の田口成浩の30本と続く。ちなみに最も多くの3ポイントシュートを放っているのはジュリアン・マブンガの93本。横浜の川村と京都の岡田が80本と積極的に放っている。

アシスト/AST

順位 アシスト AST/TO 選手名 チーム
1 53 3.4 鈴木達也 三遠
2 51 1.8 富樫勇樹 千葉
2 51 0.6 ジュリアン・マブンガ 滋賀
4 47 1.5 ラモント・ハミルトン 琉球
5 45 2.4 田臥勇太 栃木

アシストでは三遠の鈴木達也が53でトップを走るが、千葉の富樫勇樹、滋賀のマブンガもわずかな差で続く。もっとも「アシストの逆」の指標とも言えるターンオーバーの数を比較すると、鈴木は14ターンオーバー(1試合平均1.2)と少ないが、富樫は26、マブンガは45であり、鈴木の安定感が際立つ。

「アシスト÷ターンオーバー」で鈴木は3.4とダントツの数字。他には栃木の田臥勇太(2.4)と渡邉裕規(2.9)、秋田の安藤誓哉(2.5)が目立つ。ちなみに千葉の富樫は10月22日の北海道戦で12アシストを記録。これはB1の1試合最多アシスト記録となっている。

栃木のポイントガード、田臥勇太と渡邉裕規は、プレータイムをシェアしながら2人とも安定したプレーでオフェンスを支えている。