ビクター・オラディポ

オラディポが先発起用に応えチームハイの23得点&決勝点をアシスト

プレーオフファーストラウンド、ヒートvsホークスの一戦は、トレイ・ヤングのフリースローにより残り1分を切って3点差に迫られたものの、その後のオフェンスをシャットアウトしたヒートが97-94で逃げ切った。これで対戦成績を4勝1敗とし、ファーストラウンド突破を決めた。

ヒートはジミー・バトラーとカイル・ラウリーがケガのため欠場したが、その穴をビクター・オラディポが埋めた。オラディポはチームハイの23得点に加え、3アシスト3スティールを記録。2点差に迫られた残り1分を切った場面では、ドライブから2人のディフェンダーを引きつけ、バム・アデバヨの決勝点となるイージーダンクをアシストした。

昨シーズンは4試合の出場に留まったオラディポは、昨年の5月初旬に手術した右大腿四頭筋腱の負傷から復帰を目指し、リハビリに励んできた。第4戦でヒートの選手として初めてプレーオフに出場し、続く今回の試合では先発に抜擢されて結果を残した。つらいリハビリを乗り越え、カムバックを果たしたオラディポは言う。

「1年前の今頃、僕は次の手術を期待して待っていた。僕は暗い部屋に一人で座っていて、ただ心が折れてしまったのを覚えている。自分が一番落ち込んでいた時期だった。そして今日、神様が僕をこのポジションに置いてくれた。僕はそれを最大限に利用したんだ」

ヒートがこのシリーズを制することができた一番の理由はヤングに自由を与えなかったことだ。ヤングは得点ランキング4位となる、平均28.4得点をレギュラーシーズンに記録したが、このシリーズでは徹底したマークに遭い、平均15.4得点まで下降した。マックス・ストゥルースは「彼に何度も身体をぶつけた」と言い、成功したヤング包囲網について語った。

「僕らはフィジカルに彼について、彼の得意な展開にさせないようにした。みんなが彼との1on1に挑戦し、全員がステップアップしたんだ。トレイを止めることは、ホークスを止めることになると分かっていた」

ヒートはセブンティシクサーズとラプターズの勝者とセカンドラウンドで対戦する。5戦でシリーズに決着をつけたことで、ヒートは最低でも6日間の休養が得られることになり、バトラーとラウリーの回復期間が得られるのは追い風となりそうだ。