ホークス

ヤング「今日のように苦しい状況はシーズン中にも経験してきた」

現地4月22日に行われたヒートとホークスによるプレーオフファーストラウンド第3戦は、ホームのホークスが第4クォーターに2桁のビハインドから逆転し、111-110で勝利を収めた。

77-85で第4クォーターを迎えたホークスは、ボグダン・ボグダノビッチによる3本の3ポイントシュートを含む猛攻で3点差(98-101)に詰め寄りヒートにプレッシャーをかけると、残り3分以降はそれまでと打って変わってリードチェンジを繰り返す大接戦となった。

ヒートがPJ・タッカーのコーナー3ポイントシュートで110-109と逆転して迎えた残り5.5秒、ホークスはトレイ・ヤングが決勝フローターを沈めてシリーズ初勝利を手にした。

第4クォーターでの9得点4リバウンドを含む18得点8リバウンド6アシストをベンチから記録したボグダノビッチは「負けるわけにはいかなかった。そういう気持ちをずっと持って戦っていた」と試合後のインタビューで語った。「チームの気持ちの強さを見せられたと思う。特に最後のクォーターは自分たちの力を信じてプレーした。これが試合に勝つ方法さ」

ヤングは、第4クォーターでの10得点を含む24得点8アシストで勝利に貢献。試合後のヒーローインタビューで、彼は決勝フローターを決めた場面について「残り10秒しかなくて、3ポイントシュートではなくリムに向かいたかった。あるいはレイアップを狙ってファウルをもらう方が良いと考えた」と振り返った。

またヤングは「今日のように苦しい状況はシーズン中にも経験してきた。だから困難に打ち勝って勝つ方法も分かっている」とも語った。

敵地で連敗後に一矢報いたホークスは、ホームコートでの第4戦に勝てばシリーズ戦績を2勝2敗のイーブンに戻せる。次戦のポイントを聞かれたヤングは「相手は非常に優れたチームだから、48分を通して戦わないといけない」と答えた。「戦い続けないといけない。試合中にアップダウンが生じたとしても、戦い続けないといけない」

敗れたヒートは、ポイントガードのカイル・ラウリーが第3クォーターに左足のハムストリングを痛めて交代するアクシデントが発生した。ヘッドコーチのエリック・スポールストラは「現時点で分かっているのは、彼がハムストリングを痛めたということだけ。ケガの状態に関しては分かっていない」と試合後に明かした。

ラウリーが第4戦に出られないのであれば、タイラー・ヒーロー、ゲイブ・ビンセントがプレーメーカーとしての役割を担うようになるだろう。このアクシデントがシリーズにどういう影響をもたらすか、現地24日に行われる第4戦にも注目したい。