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10歳の時、アレンとシュート対決をしていたカリー

現役引退を正式に表明したレイ・アレンは、18年間のNBAキャリアで歴代最多となる2973本の3ポイントシュートを成功させた偉大なシューターだった。現在のベストシューターとして知られるウォリアーズのステファン・カリーは、アレンへのリスペクトを込め、アレンの『2973』を自分を鼓舞するための目標に置いている。

アレンについて『ESPN』に聞かれたカリーは、「あれだけ活躍して、長く現役を続けたのだから、僕の中では彼が史上最高のシューターだよ」と語る。「毎シーズンごとに素晴らしいシュートを決め続けた。それが彼を他の選手とは異なる存在にした。彼は特別なプレーヤーだった」

元NBA選手の父デル・カリーがバックスに所属した1998-99シーズン、10歳だったカリーは、当時バックスに所属したアレンとシュート対決をしたことがあったという。

現在28歳のカリーは、先週、NBA史上最速となるキャリア497試合目にして通算1600本目の3ポイントシュート成功を達成。アレンが同じ節目に到達するのに693試合を要したことを考えれば、カリーが引退までに歴代最多3ポイントシュート成功数の記録を更新する可能性は高い。

NBA選手となってから対戦経験もある偉大な先人を目標に、カリーはこれからも邁進し続ける。

数々のビッグショットを沈めてきたアレン。まだ記憶に新しい2013年ファイナル第6戦で、残り6秒で沈めたチームを救う同点3ポイントシュート。その後チームは優勝に輝いた。